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米国株の人気銘柄、「ある日突然」ショック!!!

米国株の人気銘柄、「ある日突然」ショックのリスクも一JPモルガン
2024年3月28日7:30JST Bloomberg

  • エヌビディアなど以外に上向きのサプライズの材料ほとんどない
  • 「背景に潜むリスクは増えている」

世界株式チーフストラテジストのラコスブハス氏は27日に顧客に対し、(注)1モメンタムトレードがいずれ行き詰まった時に「不利な側に取り残される」恐れを警告し、保有資産の分散とポートフォリオのリスク管理検討を勧めた。またパフォーマンスの高い銘柄への投資が過剰に混雑していることが、差し迫った調整リスクを高めるとあらためて警鐘を鳴らした。

「それはある日突然やってくるかもしれない。そうしたことは過去にもあり、(注)2フラッシュクラッシュが起きた」とし、 「ある大規模ファンドが一部のポジションを巻き戻し始めると、それを聞いた2番目のファンドがポジション調整に動き、3番目のファンドは要するに不意を突かれ、そして気づけば、どんどん大きな勢いでポジションが解消され始める」と述べた。

Unwind Risk
Strategists at JPMorgan have grimmest US stock forecast on Wall Street

Unwind risk(アンワインドは、巻き戻すこと(巻き戻し)をいいます
マーケットにおいては、保有するポジション(銘柄)や既存の取引を巻き戻したり(解消したり)、整理したりすることを意味します。

 

(注)1モメンタムトレード(Momentum trading)とは?

モメンタムトレードは、トレンドの勢いを見ながら取引する戦略です。

トレンドの勢いが強ければ強いほど、そのトレンドが今後も続くと予想して順張り戦略をとります。例えば、アップル(AAPL)が高値を更新すると、多くのトレーダーや投資家の関心を集めます。

高値を更新するということは、上昇トレンドに勢いがあることを意味しているため、アップル株に注目しているトレーダーや投資家は買いを入れます。

このように、モメンタムトレードでは、トレンドの勢いが強い間は、そのトレンドに沿った取引をするというわけです。そして、そのトレンドの勢いに陰りが  え始めたら、保有しているポジションを清算します。

モメンタムトレーダーは、マーケットの天井や底を つけようとはせず、あくまでもトレンドの勢いに焦点を当てています。

 

(注)2フラッシュクラッシュ(Flash crash)とは?

フラッシュクラッシュとは、相場が瞬間的に急落する現象を指します。突然、価格が大きく動くことで、急落したり急騰したりします。

過去のフラッシュクラッシュ事例として、2010年に発生したウォール街株価指数のフラッシュクラッシュがあります。わずか10分で1000ポイント以上の下落が記録されました。

フラッシュクラッシュは、急落から急騰への動きを示すことが多いですが、逆のパターンで発生することもあります。つまり、「急騰 急落」という形です。

この場合、相場の急騰により発生した利益を一瞬にして失う可能性があります。

 

やっぱり年末までに13%下落する???

 

「やっぱり年末までに13%下落」する
Mar. 14, 2024, 06:45モルガン スタンレー インベストメント マネジメント

S&P500種は「やっぱり年末までに13%下落」する。モルガン スタンレー最高投資責任者CIOが明言

米金融大手モルガン スタンレー(Morgan Stanley)のマイク ウィルソン最高投資責任者(CIO)は3月12日、投資家の間で投機的な動きが活発化していることを指摘した上で、株式市場についてあらためて弱気の見方を示した。

ウィルソン氏はS&P500種株価指数の年末目標を「4500」に設定している。現在の水準(3月12日終値)から約

13%下落する想定だ。

米ウォール街の株式ストラテジストでウィルソン氏より弱気なのは、年末目標を「4200」とする」Pモルガンチェース(JPMorgan Chase)のマルコ コラノビッチ氏

‘The higher they go, the harder they fall’:A veteran bear says US stocks could crash 39% as earnings disappoint(原文)「高ければ高いほど、下落は激しくなる」ベテランの弱気筋は、米国株は決算が期 待外れで39%暴落する可能性があると語る」
Mar 25, 2024, 10:39 PM JST ames Farisis a senior investing reporter based in New York City.JPモルガン チェース

S&P500は2023年10月下旬以来、史上最高値に至る一直線の道を歩んできた。その指標は過去5カ月で26%近く上昇し、これは通例の数年分の上昇に相当する。

チャンスを逃したくないという恐怖感により米国株の猛烈な高騰は加速したが、この勢いは持続不可能なものだ。

米国株に対する見方として基本的な収益が保証するものをはるかに超えて高騰してしまっている企業利益が第4四半期において4%しか上昇しなかったのに対して、S&P500は過去12カ月において 32%も上昇している。

S&P500は度を超えて上昇しすぎているとの確信をますます強めており、破滅の日は近い将来ではないとしても、いずれどこかで待ち受けていると述べた。