企業型確定拠出年金
確定拠出年金とは
確定拠出年金は公的年金に上乗せして受け取る私的年金の一つで、老後の資産形成の一助となる制度です。
企業が運営主体となる「企業型」と、国民年金基金連合会が運営する「個人型(iDeco)」の2種類があり、アイデアルスマートでは企業様へ向けてSBI証券(運営管理機関:SBIベネフィット・システムズ株式会社)の「企業型確定拠出年金」の導入・運用のサポートを行なっています。
企業型確定拠出年金のメリット
確定拠出年金は税制面において様々な優遇が受けられ、一般的な貯蓄や投資では得られない大きな節税効果が期待できます。
掛金拠出時 | 掛金は所得税・住民税・社会保険料がかかりません。 |
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運用期間中 | 運用期間中の利息や配当などの運用収益は非課税です。 |
給付金受取時 | 受取時は通常利益に対して課税対象となりますが、受取方法に応じて所得控除が受けられます。 ・一時金受取…退職所得として「退職所得控除」 ・年金受取…雑所得として「公的年金等控除」 |
選択制確定拠出年金のご案内
選択制確定拠出年金とは、制度設計のひとつの手法で現行給与を減額し、減額分と同額の「生涯設計手当」を新設、その一部または全部を確定拠出年金の掛金とするか、これまで通り給与として受け取るかを従業員が選択できる仕組みです。
従業員が掛金として拠出した場合はその部分は税金(所得税・住民税)や社会保険料の算定の対象外となります。
従来の確定拠出年金と違い、選択制は事業主が掛金の負担をする必要がないので、中小企業にも導入しやすい制度です。
- 現行給与を減額し、減額分と同額の「生涯設計手当」を新設(不利益変更とならないよう、実質の支給金額は変わらないように設計します。)
- 生涯設計手当は、その一部または全部を確定拠出年金の掛金とするか、給与として受け取るか、選択権は従業員に付与
- 確定拠出年金の掛金を選択した場合、税金(所得税・住民税)や社会保険料の算定の対象外(給与を選択した場合は税効果、社会保険料効果はなし)

導入効果の例
月額給与30万円の従業員(40歳)が毎月2万円拠出した場合
※下記シミュレーションは簡易計算による参考値のため実際の税額、社会保険料とは異なる場合があります。

従業員の皆様へのフォローもお任せください
確定拠出年金は税制優遇を受けながら自身で資産形成をしていくための仕組みです。
従業員は投資信託などリスクのある商品を選択する事ができるため、企業は従業員への投資教育に対して努力義務が課せられています。
また社会保険料が削減されるということは将来受け取れる年金も減額されるため、加入者それぞれがメリットデメリットを検討した上でご選択いただく必要があります。
アイデアルスマートでは確定拠出年金の導入・運用から投資教育のためのセミナーや従業員の皆様への個別フォローまでワンストップで行っております。
導入までの流れ
導入の意思決定から制度開始までは6ヶ月必要なため、制度開始日のご希望がある場合はお早めにご相談下さい。
- 導入相談・意思決定
- 制度の概要やメリット・デメリット、導入スケジュールなどご説明した上で導入をご希望いただけるようでしたらお手続きを進めて参ります。下記書類のご準備をお願い致します。
- *就業規則
- *育児介護規定
- *履歴事項全部証明書
- *社会保険料の領収済書
- 従業員説明会の実施
- 生涯設計手当金や確定拠出年金制度の概要など従業員説明会を実施し、従業員代表者様の同意を頂きます。
- 制度スタート・投資教育の実施
- 制度開始月に従業員の皆様へ向けた投資教育を当社が担当させて頂きます。「掛け金をいくらにすべきか?」「どういうポートフォリオを組むべきか?」「家計やライフプランについて」等の個別のご相談にも対応させて頂きます。